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2005/12/28

犯罪被害者と報道

昨日、犯罪被害者基本計画が閣議決定された

日本新聞協会と日本民間放送連盟は

警察が犯罪被害者の実名・匿名発表の判断をすることに猛反発している

先日も民放各社のキャスターと称する人たちが集まり反対声明を出していた

その人たちに聞きたいのは

仮にマスコミに犯罪被害者の実名・匿名の判断を委ねたら適正な対応が出来るのだろうか?

私ははっきり言って「出来ない」と思う

加害者が実名報道されるのは充分理解できる

しかし被害者の実名報道はプライバシーの侵害であり

また、過度の被害者や被害者家族への取材は

本来守られなければならない人たちの生活を制限するなど生きる権利をも侵害している場合も多くは無いだろうか?

記憶に新しいところでは

福知山線の事故の時も

遺体安置所から出てきた家族に大勢のマスコミ関係者が群がりカメラを向けマイクを突き出し

馬鹿なレポーターは「今のお気持ちは?」と聞いている

見ている側が心が痛くなり

「そんなこと聞かないとわからないような奴が取材をするな」と思ったし

「こんな奴らの伝えたことが本当に真実なのだろうか?」とさえ思う

それはまるでアメに群がる蟻の群れであり

ライオンの食い残した肉をむさぼるハイエナの群れでしかないのではなかろうか?

「真実を伝える」という大義名分の下に何でもありの今までの取材のやり方や報道の仕方には大いに疑問を持たざるを得ない

マスコミはよく加害者への反省を求めるが

自らの取材方法や報道姿勢に反省することが少なすぎるのではなかろうか?

「真実を伝える」はお題目で「他社を出し抜いたスクープを探し出す」ことに終始しすぎてはいないだろうか?

仮に、被害者の名前が公表されないだけで真実が伝えられないようなマスコミだとしたら今のマスコミのあり方自体に大いに問題があるのではなかろうか?

そもそも民放各社はニュース番組にもコマーシャルを入れている

他人の不幸を伝えて商売をしているわけだ

言い換えれば、大きな事故等の不幸があればあるほど金儲けが出来るわけだ

民放だからコマーシャル収入で成り立っているのは充分理解できる

しかし、ニュース番組にもスポンサーを募る意味があるだろうか?

都合のいい時は「報道は公平でなければならない」と言い外部圧力を嫌う

ある意味、もっともな話である

だとしたらニュース番組だけはノースポンサーで何のしがらみもなく製作・放送されるのが本来の姿ではないのか?

スマトラ島沖での地震の被害映像を流し自らはスポンサーからお金を取りながら

視聴者には募金を呼びかける

募金を呼びかけることは大いに結構だが

「この番組のスポンサー料は全額被災者に寄付します」なんて聞いたことが無い

現状はマスメディア・報道機関という名をかたって金儲けをしていることをぜひ自覚し反省してもらいたいものだ

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犯罪被害者基本計画で、 犯罪被害者の名前を「実名」「匿名」のどちらで発表するか、 政府とマスコミがすったもんだしています。 結果としては、12月27日に  「どちらで発表するかの判断を警察に委ねる」ってことが、 閣議で決定されたようです... [続きを読む]

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