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2006/09/15

言葉のマジック

「有識者会議」という言葉を最近よく耳にする

政府や中央省庁などが

「民間の意見を聞く」という名の下にもうけられることが多いようだが

この言葉だけ聞くと色々な意見を持った人を集めて討議して最善の意見書を提出するかのようだが

現実はそうでもないようだ

そもそも

「有識者会議」のメンバーを選ぶのは

政府であり、中央省庁だ

要するに「都合のいい意見を持った人を選び、都合のいい答申をしてもらう」ための会議になっている気がする

政府や中央省庁が最初から意図した「結論の決まっている会議」が正しい言い方かと思う

言葉は悪いかもしれないが「やらせの会議」とも言える

そんな「有識者会議」の一つの

「日本橋に空を取り戻す会」が今日、小泉首相に

日本橋上空に架かっている首都高速道路の「地下化」を求める報告書を提出するという

名目は「景観改善」だそうだ

なんとも、会の名前が「日本橋に空を取り戻す会」の時点で

出される報告書の結論は決まっているのでは?

結論の決まっている「会議」ほど無意味なものもないと思うのだが・・・

この会議の試算では、首都高速道をわずか2km地下化する事業費は5,000億円だという

そもそも、この構想

2001年に、当時の扇千景国土交通相の

「日本橋は首都・東京の顔であり、国として取り組むべき課題だ」というのがことのはじまりだ

私はここを何度も通ったことがあるが

「首都の顔」だと感じたことは1度も無いし

上に架かる首都高速が無くなったとしても

そう感じることはないだろう

多分、それは私だけじゃなく多くの人の感じることではないかと思う

わずか2kmを地下化し、日本橋の上に首都高速が無くなって

「東京の顔」(?)がどれだけ変わるのだろうか?

日本橋上空だけ変えて「景観改善」と本当に言えるのだろうか?

そのために5,000億円を使うことに意味があるのか?と思わざるを得ない

それと

この手の試算は、その予算で出来たことがないのも常識だ

試算とは中央省庁がその計画の承認を受けて事業化するために低く計算され

出来上がってみると試算の1,5倍とか2倍かかるのが現実だ

国が財政難の中で多額の税金を投入して

意味の薄いことをやる理由を考えるてみると

大手ゼネコンのためにとしか思えないのだが・・・

赤字財政でもゼネコンのために無意味とも思える公共事業を生み出す国会議員や中央省庁の役人には

無駄なものは作れても

財政再建は無理だと思うのは私だけだろうか?

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コメント

その傾向と言うか基本を作ったのは中曽根元総理らしいですよ。
靖国問題で騒がれていた現職のころ政府が作った公的有識者会が自分に合わなかったので、
私的有識者会議をすぐに作り自分の都合に合わせた意見にまとめたことが最初らしいですよ。

以前からもあったのでしょうがね

投稿: 玉井人 | 2006/09/18 23:36

玉井人さん

コメントありがとうございます

「最初に結論ありき」で
都合のいい意見を言ってくれる人を集めて「有識者会議」はないですよね
岐阜県庁職員の公金横領問題でも
「調査委員会」というのが設けられましたが
県庁が自ら選んだ人選で
本当に真相が解明できるのかとも思いますよ
一見「有識者会議」とか「調査委員会」というと
公平だというような錯覚を与える「言葉のマジック」ですよね

投稿: カー助 | 2006/09/19 10:33

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