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2006/12/14

更正の余地と再犯の可能性

昨年の11月に大阪で姉妹を殺害した

山地悠紀夫被告に

大阪地裁は求刑通り死刑を言い渡した

死刑判決は当然だと思うが

気になるのは

判決理由の中に

「更正への期待は難しく」とあることだ

日本の裁判の判決理由によく登場する「更正の可能性」

今回はそれを「期待は難しい」と認めなかったが

時として

「更正の可能性がないとは言えない」として死刑を回避して懲役刑が言い渡されることが少なくない

私は裁判官が刑の決定の際に「更正の可能性」だけを考えることはおかしいと思っている

もし、被告の「更正の可能性」を考慮するなら

同時に被告の「再犯の可能性」も考慮されるべきではないだろうか?

そもそも

被告の将来など、裁判官どころか当の本人ですら予知することは出来ないはずだ

その不確実な将来の可能性を頼りに判決が決められることには大いに問題があるのではないだろうか?

犯した犯罪への判決は

被告の犯した犯罪に対し的確な判決が下されるべきであり

被告にだけ都合のいい「可能性」などという不確実な要素が入り込む余地があってはならないと思う

「可能性」の話をしていけば

何の罪もなく亡くなられた被害者は

犯罪に巻き込まれなければ何十年も生きたかもしれないし

そこには大きな幸せがあった可能性も否定できないのではないか?

被害者の可能性を奪った被告の「更正の可能性」だけが考慮されたのではおかしくはないだろうか?

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