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2008/03/14

病院

私の父親は今、大学病院に入院しています

先日まで抗がん剤治療をしていましたが

体力的な面や治療効果の面からそれは打ち切ることとなりました

そこで出てきた話は「転院のお勧め」です

「お勧め」といえば聞こえはいいですが

要するに「出て行ってくれ」というものです

大学病院には「ソーシャルワーカー」という人がいて

転院先をあたってはくれますが

あくまで「紹介」であって

家族が転院を受け入れてくれる病院を探すことになるわけです

ソーシャルワーカーの人が近所の3つの病院へ問い合わせをしてくれ

1ッ箇所は受け入れできないということで断られましたので

残りの2つの病院に私が電話を入れ

受け入れのお願いに行く予約をとりました

A病院は、我が家から歩いても5分ほどですし

元々、こちらの病院の検査で癌がみつかり

今の大学病院に紹介状を持って入院した経緯もあり

家族の希望としてはこちらにお願いしたいと思いましたが

ソーシャルワーカーの人の話では

「A病院は救急指定になっていて難しいかもしれませんから、病気の発見の経緯等を熱心に話して頑張ってみてください」とのことでした

B病院は、ソーシャルワーカーの人の話では「受け入れてくれる可能性は高いのでは」との話

しかし、B病院は我が家から2kmちょっとあり

A病院の近さに比べると

平日の昼間、年老いたばあさんが行くには少し大変かと思います

両病院に電話で予約をお願いしたところ

幸いというかA病院の方が1日先になり

ばあさんには「何としてもここに受け入れてもらえるように頼んできてくれ」と言われ

17時の約束でしたので

16時45分ごろA病院に着き

受付を済ませて待つことになりました

待合室には20人ほどの人がいます

全てが患者さんでもなく

お年寄りの付き添いで来ている感じの人もちらほら

徐々に診察を終えて帰っていく人がいますので

待合室は10人ほどになり

時計を見ると17時半を過ぎています

更に、1人、2人と帰っていき

「あと、どの位待たされるのかな~」とか思いながら待っていると

ついに待合室は私だけに

時計は18時半を指しています

やっと看護師さんに呼ばれ診察室へ

父親のカルテを見て、私を見て「あれ?」という看護師さん

私は、今日来た理由を告げ

大学病院からの紹介状を渡すと

その旨を紙に書いて

「今、先生が来ますから少々お待ちください」と言って出て行った

3、4分して先生がいらして

転院を受け入れて欲しいことを話すと

ソーシャルワーカーの人の話通り「ここは救急指定なので長期入院は出来ないのですよね」という話だ

「自宅療養は無理ですか?」とも

それが出来る位ならお願いになど来てはいない

病状の話を詳しくし

元々はこちらにお世話になっていたことなど20分ほど話をすると

「・・・・・・・・・わかりました」と先生が

「来週からでいいですか?」と言ってくれた

脇にいた看護師さんに「入院予約の手続きをしてもらってください」と言い

「大学病院の先生に渡してもらう手紙を今から書きますからちょっと待っていてください」と先生は私に言った

「先生がお手紙書かれている間に入院予約の手続きをしちゃいましょう」と看護師さんが受付に私を連れて行ってくれ

そこで予約の手続きを済ませ

待合室の椅子に座って、しばらく待って手紙を受け取り病院を出て

大学病院のソーシャルワーカーの人に「A病院が受け入れてくれることになりました」と電話を入れ

次の日の朝一番で

予約してあったB病院に「他の病院で受け入れてくれることになりましたので、申し訳ありませんが予約のキャンセルをしてください」と電話を入れた

自宅の近くに転院できることになったことは

患者本人にとっても

家族にとっても、特に年老いたばあさんにとっては良かったと思っています

よくニュースで救急患者のたらい回しが問題にされていますが

入院してからもたらい回しがあることを知った出来事でした

もちろん、大学病院も慈善事業じゃないことは充分理解しています

そこだけが悪いなどと重箱の隅をつっつくつもりもありませんが

ただ、命に関わる問題は大事なことではないかと思います

道路の話が最重要課題のような今の国会をみていると

それでいいのか?と思ってしまいます

立派な道路を走っているのは受け入れ先を探して右往左往している救急車だけという未来にならないことを願いたいものです

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コメント

私の父親が入院したときもやはり年老いた母が行きやすいように近いところというのは絶対条件でした。
ただそちらのような近さには病院は無いんですがね
入院は本人が一番大変なのですが、家族や介護のほうも同じですよね。お察し申し上げます

それとは話し違いますが、今は「看護士」という文字は使用しないんだそうで「看護師」になっているそうですよcoldsweats01
http://iwasironokuni.cocolog-nifty.com/komiti/2008/01/post_76d0.html

投稿: 玉井人 | 2008/03/14 13:12

玉井人さん

コメントありがとうございます
税金を上げる時だけ社会保障の充実だとか
医療の充実だと、もっともらしいことが言われますが
現実は患者のためにも家族のためにも良くならないということですかね

なるほど
「看護婦」は女性差別だといって使われなくなり
「看護士」じゃなく「看護師」ですか
「師」ということは尊敬に値する立場ということですね
「医師」も「師」ですから同様に尊敬に値するということですね
失礼なことをしてしまったと反省して
本文中の「看護士」を「看護師」に訂正させていただきました

投稿: カー助 | 2008/03/14 15:18

前、母が大学病院に緊急入院する時一泊16000円の個室しかあ空いてないけどいいですか?と聞かれいいと言ったら即入院出来、すぐに一週間後相部屋に移り結局退院時は、病院都合と言うことで個室料金は請求されず足元見られた形でした。今や病院は患者を選ぶ時代なんですね。今私が入院しているリハビリ病院は骨折の骨など整形のの入院は三ヵ月と決ってり股関節骨折の老人が歩けるようになるもならないも三ヵ月で退院させられちゃいます。すべて厚生労働省の決まりだそうです患者の為の医療ではなく病院都合の医療なんですね。

投稿: CUORE | 2008/03/15 14:47

CUOREさん

コメントありがとうございます
サービスを提供する側に競争がなければ
提供する側に都合のいいようになりますよね
それをさせないようにするのが本来の厚生労働省の仕事なのでしょうが
残念ながら今の厚生労働省は、厚生労働省職員とOBのための組織であって
国民のために仕事をする機関でないですから「国民のための医療」なんて到底無理でしょうね
これから高齢化社会になるのですから
ますます入院出来ない患者と
入院後たらい回しされる患者が増えるのですかね

投稿: カー助 | 2008/03/15 17:55

私、舛添厚生労働大臣の名で民生・児童委員を委嘱されています。ゆりかごから墓場までをボランティアでお世話しなさいと言う事です。任期は3年ですが、最低6年は務めなさいとの事。今4年目。介護や障害保険・年金…相談を受けて頭をかかえる事ばかりです。国会という所、頭のいい人ばかり集まっているのになにやっているのでしょう!自分達の為に制度をころころ変えて… 年金も保険も教育も50年100年先を見通して作らないと… 無茶しないでほしいpout

投稿: とんちゃん | 2008/03/15 19:44

とんちゃん

コメントありがとうございます
入院している私の父親も頼まれて数年前まで民生委員をしていました
やはり、相談されても民生委員の力ではどうしようもないことに頭を痛めていました
国民のための政治をしない人たちを選んでいるのは私たちなのですよね
落選の心配もろくになく、政権交代の危機感もなく長期政権をしていれば「自分の事しか考えない政治家」が増えて当然なのでしょうね
国会議員の先生様は病気で何年入院してもたらい回しにされないのでしょうから
国民の気持ちはわからないでしょうね

投稿: カー助 | 2008/03/15 20:55

昨年の12月、私の養父が大学病院に腎臓癌で入院して手術をしました。全摘出で転移も見られなかったのですが、術後10日もしないうちに退院させられました。入院は12月の初めで、最初、「退院は年を越すかな」と覚悟していたので、びっくり。聞けば、入院してくる人が多くてベッドが足りないんだそうです。追い出されるように退院しちゃいました。大学病院はもういいやって思いました。

投稿: カン | 2008/03/16 03:21

カンさん

コメントありがとうございます
みなさん色々な入院経験してるのですね
私の父親の病室は4人部屋で
2ベットはしばらく空いてます
同じ階にも空き部屋はいくつかあるようです
ストレッチャーに乗せて介護タクシーで転院することが正式に決まりました
今は何事もなく無事転院できることを願うばかりです

投稿: カー助 | 2008/03/16 13:55

現在の医療制度は、3ヶ月以上入院できないようになっているのだそうですね。
私の同僚のお母さんも、脳梗塞で倒れ半身不随になってしまったのですが、やはり、転院させられたそうです。
それから、また3ヶ月が過ぎようとしているので、困っていると言っていました。
家で看てあげられれば一番いいんだけど、働かなくてはどうしようもないということです。
嫌な世の中になっていますね。

お父様が無事転院されるようをお祈りいたします。

投稿: チエちゃん | 2008/03/17 21:45

チエちゃん

コメントありがとうございます
「制度」とかは時代の流れと共に変わってしまい
本来の目的を忘れてしまうものなのかもしれませんね
お蔭様で昨日無事転院できました

投稿: カー助 | 2008/03/18 09:06

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