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2008/11/13

罪の重さ

今年2月に埼玉県熊谷市で

飲酒運転により8人を死傷させた元トラック運転手玉川清被告に

昨日、さいたま地裁で懲役16年の判決が出ました

被告は約5時間飲酒をしたのち

時速100kmを越えるスピードで車を運転し

対向車2台に衝突して

2人を死亡させ、6人に重軽傷を負わせたものです

検察は、危険運転致死傷罪で懲役20年を求刑

弁護側は、事故当時意識は明瞭で危険運転致死傷罪にはあたらず

刑の軽い自動車運転過失致死傷罪にとどまるとの主張をしていました

裁判長は

危険運転致死傷罪の成立を認め

「極めて無謀な運転で、被害はあまりにも重大」としましたが

判決は求刑の懲役20年ではなく懲役16年でした

また、裁判長は

玉川被告が事故以前から

月に数度飲酒運転を繰り返していたことを認定しています

この事件では

玉川被告が運転することを知りながら酒を提供したとして

元飲食店経営者に

全国ではじめて酒類提供による道交法違反で有罪判決が出ています

まず、弁護側の自動車運転過失致死傷罪が適用されるべきとの主張には無理があると思います

「飲酒運転」は

明らかに過失ではありませんし

弁護側の言うように

飲酒運転で意識が明瞭であって

一般道を時速100km以上のスピードで運転したとしたら

それは、危険運転致死傷罪どころか

最高刑が死刑もありうる殺人罪が適用されてもおかしくはないと思うぐらいです

常習的に飲酒運転を繰り返し

重大な事故を引き起こした今も

「過失」だと主張している被告に

本当の意味で反省があるとも思えません

判決は

求刑の懲役20年をしたまわる懲役16年でしたが

弁護側は「事実認定が不当」だとして控訴する方針だとのことです

検察にも「刑が軽すぎる」と控訴してもらいたいものです

残念なことに

飲酒運転による悲惨な事故をなくそうと

危険運転致死傷罪が生まれたわけですが

悲惨な事故はあとを絶ちません

事故を起こした加害者に

その罪の重さを認識させることも大事だと思いますが

悲惨な事故で被害者を出す前に防ぐことも重要なことではないかと思います

飲酒運転の取り締まり強化とともに

飲酒運転者の罰則の強化も必要なのではないでしょうか

飲酒運転(酒気帯び運転も含め)は1発免許取り消しとか

飲酒運転者の免許取り消し期間を10年とか20年にするとかしなければ

飲酒運転を根絶することは出来ないと思います

悲惨な事故が起きてからでは

犠牲になった人はかえってきません

飲酒運転者に

事故を起こす前に厳罰を与え

飲酒運転自体が罪であり

その重さを認識させることが悲惨な事故を減らすことにつながると思うのですが・・・

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コメント

日本には変な裁判判決慣習というのが有ります

それは最高でも必ず求刑の80%の数字にするという日本独特の裁判判決の慣習です。

つまり今回のでは20年で16年の判決だから事実上‘検察の求刑がすべて認め’そして‘弁護士はすべて却下された’最高に重い刑になったとことになるんだそうです

変な慣習でしょ。私もそれを知ったとき驚きました

投稿: 玉井人 | 2008/11/13 19:29

玉井人さん

コメントありがとうございます
その話は一部の人が
都合のいい統計だけを利用してもっともらしく言っているだけであまり正確では無い話ですよね

税金の無駄遣いには
積極的に法改正をする国会議員の先生方には
重大事件が起きにくくするような法改正もしていただきたいものですね
悲惨な被害者を出さないよう努力することが大事なのではないかと思います

投稿: カー助 | 2008/11/13 21:26

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