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2010/11/02

重さ

昨日、昨年8月に起きた

女性2人を殺害した裁判の一審判決がありました

この裁判

裁判員裁判として初めて死刑が求刑されたことで

テレビも新聞も判決前から大きく取り上げていましたが

判決は無期懲役でしたね

裁判長は

判決理由の中で

「極刑に値するほど悪質とはいえない」と述べていますが

罪もない2人の命を奪った行為は

極めて悪質なのではないかと思うのですが・・・

また、死刑を回避した理由の1つを

祖母の殺害に対し「計画性のない偶発的な犯行」としていますが

未明に他人の家へ侵入し

祖母を用意していたハンマーで殴りナイフで首を刺し

もう1人の女性を別のナイフで刺し死亡させた行為が『偶発的』と本当に言えるのでしょうか?

さらに死刑回避の理由として

「後悔し反省の態度を示していることを考慮して」と述べていますが

被告と弁護人は

無期懲役を主張していますよね

本当に反省しているなら

奪った命の尊さを考え「自らの死をもって償いたい」としてこそ本当の意味での『反省』じゃないのでしょうかね

被告が反省して見せたのは

自らの刑罰を軽くしたかったからじゃないのでしょうか

それと

昨日からの多くの報道は

死刑もありうるという裁判での

裁判員の心理的負担の大きさ、重さを大きく取り上げています

確かに

『死刑判決』を出すということには

大きな心の葛藤があるだろうことは想像できますが

そこばかりが取り上げられていいのでしょうかね

『重さ』という点では

罪も無く殺害された2人の命は

もっと重くもあるのではないでしょうか?

『報道』という面だけでいえば

マスコミは都合のいい時に

よく海外との比較を出してきますよね

今回のような裁判員裁判には

わが国より先んじて行われ

その中で死刑判決を出している国、裁判員もいるわけで

こういう参考にすべき時こそ

入念な、あるいは多角的な

また、公平性を持った取材をしての報道がなされてないことに

日本のマスメディアを名乗る機関のレベルの低さを感じずにはいられませんね

裁判員裁判は

判決に市民感覚を取り入れようと始まった制度ですが

たまたま選ばれた数人の市民に

その責務を押し付けるような形になり

それをマスコミが大騒ぎするだけではいけないとも思うのですが・・・

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